↑ファーストプロダクトであるテーブルライト”torch”ガラスシェード:200φ 木部直径:160φ 木部高さ:58mm
NCLFでは、ECサイトで販売している照明だけでなく、空間に合わせたオーダー照明の製作も行っています。今回のコラムでは、株式会社栞様と一緒につくったテーブルライトをご紹介するとともに、一つの照明が完成するまでの流れも合わせて書いていきます。
まずは、株式会社栞さまのご紹介!
出会いは、NCLFの展示会で私たちの展示をみて声をかけてくださったのが株式会社栞のみなさん。ファーストプロダクトとしてオリジナルの照明を作りたい。そんなご相談をきっかけに、私たちに声をかけていただいたのが始まりです。”人生の起点をつくる”を掲げ人生の転機や変化に寄りそい、長く人生に残っていくものを届けています。
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そして今回、ファーストプロダクトとして一緒につくることになったのが、テーブルライト”torch”です。torchの木部は、NCLFが普段からものづくりに使っている木工旋盤で製作ができます。
少し、木工旋盤についてご説明させていただきますと…
木工旋盤とは、木材を回転させながら刃物で削り、形をつくっていく加工方法です。丸い形やなめらかな曲線、円柱・円盤状など、回転させることで生まれる形を得意としています。
こんな感じ↓

今回のテーブルライトも木工旋盤でできる形で、いただいたイメージをもとに製作しました。
そして実は!こうした旋盤加工でつくれる形状であれば、断面図やスケッチをもとに、オリジナルの木製照明を簡単に製作するができます。オリジナルブラケットを製作したい方、お問い合わせお待ちしています〜!
さて、今回のテーブルライト”torch”がどのように一枚のイメージから形になっていったのか、実際の製作の流れに沿ってご紹介していきます。
①「こんな照明を作りたい」からスタート
・図面・ラフスケッチ ・PinterestやInstagramのイメージ写真 等からイメージや大体のサイズ感を共有していただきます。ご相談は、図面ではなくスケッチでも大丈夫です。
株式会社栞さまからいただいたイメージ▽

②ご提案と概算お見積もり
ご要望をもとに、製作できること・難しいことを整理しながら、実現可能な形をご提案します。その上で、ご予算やコストとのバランスもご相談しながら進めていきます。概算のお見積もりをするのに、まず決めておきたいことは↓
・どんな照明器具を使うのか
・なんの材料を使うのか
・サイズ感
③ 詳細設計
製作が決まりましたら、デザインや構造などの詳細をお打ち合わせしながら進めていきます。ここからイメージを徐々に形にしていきました。
いただいたイメージ▽

この他にも、このプロダクトに込めた想いや、使われるシーンの想像など様々な構想の資料をくださいました。プロダクトへの想いを感じ、私も想いに応えられるよう形にしていきました。想いを聞くと、この形状の方が柔らかい印象がでるだろうとか。形状のイメージがしやすいのでデザインに落とし込みやすかったです。
・静かにそっと寄りそう・変わらないままそこにある(一定の重さや太さ)・ときを経ていく(経年を味わえること)・自分を取り戻すための優しさ(周囲30cmを照らす)そんな共有から、角をなくしR(アール:角を丸くする)をいれたデザインになっていきました。
打ち合わせは、事務所でもメールやオンラインでも大丈夫です!
弊社事務所だと、器具や照明のサンプルがあるので見ていただきながらお話しできるので構造などは分かりやすいと思います。そ、れ、と、!すぐ近くには弊社が運営するトルティーヤ専門店「NEW CLASSIC TORTILLA CLUB」がありますよ!お越しの際は、ぜひトルティーヤも食べに来てください🌮
▽NCTCインスタグラム
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④製作
今回のテーブルライトは木部直径:160φ 木部高さ:58mmと厚みや幅がある製作寸法でした。なので厚みは木材を張り合わせて厚みを出し製作をしています。無垢材のカタマリを使った贅沢なブラケットですね。。。図面が完成すると、いよいよ工房での製作が始まります。
1台目のサンプル製作は、基本的には私が木工旋盤で形を作り製作します。削りながら形を微調整して仕上げていきます。これで木部は完成。

今回は、ガラスにもこだわりがあったため、ガラス屋さんとも打ち合わせを重ねながらシェードを選定しました。木の形だけでなく、ガラスの質感や光の透け方によって照明の印象は大きく変わります。実際にガラスサンプルを見比べながら、この照明に合う組み合わせを探していきました。
・不安に寄り添う(球体ではあるが完全に球体ではない)という想いのもと、吹きガラスで透明ガラスに気泡を入れたガラスシェードも1つ製作しました。
▽オリジナルガラスグローブをサンプル製作(右側)



⑥完成
打ち合わせを重ね、テーブルライト”torch”は完成しました。

展示会での一つの出会いから始まり、ブランドの最初のものづくりで関われた印象深い仕事の1つになりました!ブランドのファーストプロダクトという大切な一台を、一緒に形にできたことを嬉しく思います。ありがとうございました。
▽オーダーブラケット製作の参考
<材料について>
製作で使用する木材は基本的に6ft(約1.8m)や7ft(約2.1m)などの長さで仕入れるため、そこから何台製作できるかによって、1台あたりの材料費が変わります。NCLFでは、主にオークとウォールナットを使用しています。この2種は、NCLFの木製照明で普段から使用している材料のため、在庫材を活用できる場合は材料費を抑えられることがあります。
基本的には新たに材料を手配します。
<灯具について>
現在NCLFでは、主に以下の灯具を使用しています。
・天井/壁面付用E26
・天井/壁面付用G9
・天井/壁面付用E17真鍮の灯具
・E17真鍮ペンダント灯具
これらの灯具をベースにデザインしていただくことで、新たに灯具そのものを開発する必要がなく、木製カバーのデザインや製作に集中できます。そのため、コストや製作期間を抑えながらオリジナルの照明がつくりやすくなります。
今回の器具
★テーブルライト用、壁掛け用のE26仕様/コンセントタイプ
電気工事不要



壁掛けの場合は、壁にビスを1本つけ、赤丸部分にビスが引っかかるようになっています。
★天井/壁面付用E26
・電気工事必要(壁内で結線)・電球付属なし
木部に器具をねじり付けるタイプの為、天井にもお使いいただけます。



★天井/壁面付用G9 丸型ねじり付けタイプ
・電気工事必要(壁内で結線)・LED G9電球、ガラスグローブ付き
木部に器具をねじり付けるタイプの為、天井にもお使いいただけます。



★壁面付用G9 角型タイプ
・電気工事必要(壁内で結線)・LED G9電球、ガラスグローブ付き
器具に木部を被せて、上からガラスグローブを取り付けて固定します。
木部の幅が狭いデザインの際に使える形状です。



ざっくりと、オーダー製作の流れをご紹介させていただきました。詳細や製作に関して分からない点、ご相談はインスタグラムDMもしくは下記メールアドレスへご連絡下さい。
ぜひ、オリジナルブラケット製作をご検討の方はInstagramにも参考写真があるのでのぞいてみて下さい!
インスタグラム▽
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メールアドレス▽
nclf_order@new-classic.co.jp
最後に、
今回ご紹介したtorchも、最初は「こんな照明をつくりたい」というイメージから始まりました。そこから株式会社栞の皆さまとお話しを重ねながら、形やサイズ、素材、ガラスの見え方などを一つずつ決め、今回の形へとたどり着きました。オーダー照明というと、図面や仕様がすべて決まってから相談するイメージがあるかもしれませんが、最初はラフスケッチや参考画像だけでも大丈夫です。特に、木工旋盤を使った丸い形や曲線のあるデザインであれば、断面図をもとに製作できるものもたくさんあります。「こんな形、木でつくれるかな?」そんな段階からでも、ぜひ一度ご相談ください。一緒にできることを考えながら、形にしていけたらと思っています。
今回、ブランドの大切なファーストプロダクトを私たちに任せてくださった株式会社栞の皆さま、本当にありがとうございました!
そして、最後までコラムを読んでくださった皆さまもありがとうございます。
また次回のコラムで!